100本のスプーン × 黒須田小学校

あざみ野チアアッププロジェクト

開催期間 2020.4/1(水)2021.3/30(火)
AZAMINO GARDENS

はじまりは、子どもたちからの一本の電話でしたーーー。

100本のスプーン AZAMINOでは、横浜市立黒須田小学校5年2組の児童たちと授業の一環として「総合的な学習の時間」を使ったプロジェクトを実施してきました。その名も『あざみ野 チアアッププロジェクト』。児童の皆さんを中心に、「あざみ野の街をもっと元気にするために、100 本のスプーンという“場”を使って何ができるか?」ということを考え、アイデアを出し合いディスカッションを重ねてきました。 5チームに分かれて、それぞれのプロジェクトを推進してきました。

 

「あざみ野 チアアッププロジェクト」のご紹介

「チアアップクッキング × シェフ」

コンセプトは「オトナの給食」。オトナにとっては、懐かしいけど今は食べる機会のない給食。コドモたちが考える理想の給食を、100本のスプーンらしく仕立てました。期間限定・数量限定であざみ野の店舗でご提供します。

「グリーンクリエイター × 生産者」
「スプーンファーマーズ × サービススタッフ」

100本のスプーンのお店の前にある「みんなの畑」。店舗の前を通るあざみ野の皆さんが、色とりどりの草花や野菜を楽しめるよう、畑を整備し、草花や野菜を植え、雑草を抜いたり、水やりなどを行ってきました。

 

「遊び研究所 × ブランドマネージャー」

公園でのさまざまな過ごし方、遊び方をご提案するプロジェクト。小屋にカラフルな屋根を張れば小さなテントの出来上がり。丘の上のブランコでのんびりするもよし、手作りのオセロで遊ぶもよし。思い思いにお過ごしください。

 

「ハッピーDIY × デザイナー」

公園で「白い生き物たちを探せ」。プロジェクトメンバー一人ひとりが作った作品が、公園のあちらこちらに隠れています。全部で9つの小さな生き物たち。100本のスプーン AZAMINOにご来店の際には、ぜひ探してみてください。

 

公園プロジェクトの3つの特徴

■ かんがえるチカラと、やってみるチカラ
自分の頭で考えるチカラと、それを実行するチカラ。この2つは、これからの複雑化する社会を子どもたちが生き抜くうえで、必要なチカラとなるはずです。本プロジェクトでは、子どもたちが考えた公園の夢やアイデアをもとに、実際の公園をつくります。2019年春以降は公園をつくる過程をワークショップとして開催し、子どもたちと一緒に公園をつくっていきます。

■ コドモの自由な発想を、育む
この公園が子どもたちの楽園になったら、どんなに素敵だろう。子どもたちの「あれがやりたい」「これがあったらいいな」、そんな自由な発想を育む場にしていきます。

■ ホンモノに出会える 多彩なワークショップと講師陣
公園づくりは、いくつものにぎやかなワークショップで構成されます。公園の設計、畑づくり、ベンチづくり…。各ワークショップの講師を務めるのは、建築家や農家、家具デザイナーなどその道のプロばかり。「ホンモノ」に触れられること、多様なシゴトを垣間見ることは、子どもたちの将来の夢が見つかるきっかけになるかもしれません。

100本のスプーンが公園づくりを、コドモたちと一緒にやる理由。

自分の頭で考えるチカラと、それを実行するチカラ。
これらは、これからますます多様化する社会のなかで、
子どもたちが自分の人生をより愉しむために、必要なチカラではないでしょうか。
これらのチカラを楽しみながら育む場をつくれないか。
そんな想いから、本プロジェクトは生まれました。

自分のアタマで考えて、自分の手で、手間暇をかけてつくる。
アイデアを夢想して終わりではなく、自分のアイデアがカタチになる喜びを子どもたちに感じてもらいたい。
そうして何かに夢中になれた経験は、その子たちの原体験として未来につながっていくかもしれません。

あらゆるモノが手に入りやすくなる時代のなかで、結果しか見えないことが多いように感じます。
しかし、モノがつくられる背景には様々なストーリーがあり、その過程は時間も手間もかかるもの。
背景を深く知ること、そこに少しだけ加担して関係性が生まれることで、
自分の周りがちょっとだけ豊かになったり、その背景を想像する気持ちが芽生えるかもしれません。

公園をつくるという唯一の体験を通して、楽しみながらも、毎回小さな発見と学びがある。
そんな時間を子どもたちとともに過ごしていきたいと考えています。